糖尿病を知ろう

「糖尿病」が多くの人びとにとって恐ろし病気であると考えられているのは、一度発症してしまうと完治することはないと言われている点が大きいとされています。

さらには糖尿病を発症することによる合併症としては「神経障害」「腎症」「網膜症」「動脈硬化」「心筋梗塞」「脳梗塞」などがあげられます。

その他にも歯周病、気管支炎、便秘、精力減退、生理不順、筋力低下などといった合併症が知られているようです。

糖尿病は、万病のもとなどとも言われ、現代人の生活習慣病などしてその予防を促す活動があらゆるメディアにおいて行われているようです。

また糖尿病のおそろしさの1つとして、発症しても自覚症状がみられないこともあげられるのではないでしょうか。

無自覚の発症とは

健康診断で血糖値が高いと診断されましたら、糖尿病の一歩手前、もしくはすでに糖尿病を発症していることを示している可能性があります。

さらには空腹時血糖値だけでは、糖尿病をみつけだせない可能性もみられているとのことです。このようなケースを隠れ糖尿病と示す専門家たちもいるようです。

このような隠れ糖尿病の方は、食後の血糖値が高いことから動脈硬化や心筋梗塞の合併症を招く可能性があると指摘されています。

このような患者さんは、空腹時血糖値は正常値を示すケースがあり、空腹時血糖値だけでは糖尿病の診断が見逃されてしまうケースもあるようです。

ご家族に糖尿病や高血圧の患者さんがいる場合は、より正確な血糖の数値を検査しておくべきだと専門家たちは警鐘を鳴らしているようです。

発症のリスクとは

「糖尿病」を発症するリスクを考えてみましょう。そもそも「リスク」とは、病気の発症を高める危険因子を示しています。

このような「リスク」が高まると、糖尿病は合併症を起こしやすくなると考えられているようです。たとえば家族歴。

血縁関係のある人のなかに、「糖尿病」を発症したことのある人がいることで糖尿病を発症する可能性が高まると考えられています。

家族歴には、生まれながらの体質としてインスリンのホルモンの分泌の低い人がいるようです。

このように自分自身の糖尿病のリスクをみつけることで、日常生活における予防への心掛けにもつながると考えられています。「家族歴」とは、両親、兄弟、姉妹などの病気歴を示しているようです。

糖尿病で起こる合併症

糖尿病のこわさは「合併症」にあるとされています。

「糖尿病の三大合併症」の1つとして知られている「糖尿病神経障害」は、体内の血糖値が高まることで末梢神経が傷んでしまうような症状を言うようです。

糖尿病の合併症のなかでも早い段階であらわれるとされている糖尿病の神経障害は、知覚神経や自律神経に何等かの障害が現れ易いと言われているのだそうです。

自覚症状としては、たちくらみ、めまい、発汗、便秘、下痢、しびれなどが挙げられます。

手足のしびれなどの症状をそのまま放置しておきますと、壊疽(えそ)を起こす原因につながる事もあるようです。

「壊疽(えそ)」とは、手先などの壊死(えし)した手足などの箇所が、乾燥や感染、腐敗などで、肌の色が変化したり黒または褐色などの状態になることを示しています。

ここでご紹介したのはあくまでも三大合併症のうちの1つになります。

残りの2つの合併症も含めて知りたい方は以下に参考サイトを掲載致しますのでそちらをご覧ください。

◆参考サイト

糖尿病について | 神戸市中央区元町/三宮の内科・糖尿病内科なら上野内科・糖尿病内科クリニック