プレドニゾロンとベタメタゾン

プレドニゾロンとベタメタゾンはどちらもステロイドの内服薬で、プレドニゾロンは効き目が適度に持続するため、1日おきで服用したり、朝と夕方で飲む量を変えたりすることができ、副作用をへらすための工夫を行いやすい薬です。

また、プレドニゾロンはある程度の量までであれば胎盤で分解されるため、妊娠中でも比較的安全に使うことができる薬です。ベタメタゾンはプレドニゾロンよりも効果が強力で長続きし、さらに電解質への影響が小さいため、大量に投与できるという特徴があります。

ステロイド内服薬はその作用時間によって、短時間型、中間型、長時間型に分けられます。プレドニゾロンは、半減期が12〜26時間の中間型ステロイドで、ベタメタゾンは半減期が34〜54時間の長時間型のステロイド内服薬です。